今回は「列のピボット」を紹介する。Excelでいうピボットテーブル的な集計がしたい時に使う機能で、要は「列のピボット解除」の逆パターン。よく使う機能なんだけど、実のところ集計に使われることは少ないかと思う。
左表の「属性」列を横軸にして、右表のように組み換えする場合。例によってテーブルは読み込んでいるものとする。
「属性」列を選択した状態で[編集]→[列のピボット]
軸となる値列に「値」列を選択 詳細設定オプション[値の集計関数]で「集計しない」を選択
これで縦横の軸に情報が並んだマトリクス表に組み換えできた。
因みに詳細設定オプションには下記の種類がある。
・カウント(すべて):List.Count
・カウント(空白なし):List.NonNullCount
・最小値:List.Min
・最大値:List.Max
・中央:List.Median
・集計なし
ところで、この機能を使う時に注意しないといけないのが「番号」列である。これがないと組み換えはできない。例えば「属性」と「値」だけのテーブルでやってみると、
こうなってしまう。「集計なし」で利用する時は必ず属性ごとに設定された番号列が必要になることを覚えておいて欲しい。番号列がない場合は「グループ化」と「インデックス列の追加」で作ればいい。