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Power Query:列のピボット解除

マトリクス表(縦横配置の一覧表)を1列1情報の形に組み替えするには、クエリの「列のピボット解除」がとにかく便利。操作も簡単なので、クエリを使うなら絶対に覚えておきたい。

「テーブル1」があるとして(データ範囲を名前定義する形でもいい)、ここからクエリを作成する。


テーブル書式を設定したセル範囲を選択した状態で [データ]→データの取得と変換の[テーブルまたは範囲から]

これでクエリが作成される。では早速ピボット解除を実行する。


「名前」列以外(「1月」~「6月」列)を選択した状態で 右クリック[列のピボット解除]

はい、これでおしまい。非常に簡単。

この時注目して欲しいのは数式バーで、選択した「1月」~「6月」列ではなく「選択しなかった列」だけが表示される。

つまり、この後で「7月」「8月」……と列を増やしたとしてもクエリを編集する必要がない。これ重要。

最後にこの結果を Excelのシート上に読み込めば終了。

[ホーム]→[閉じて読み込む]→[閉じて次に読み込む]
データのインポートダイアログで[テーブル]を選択し
[既存のワークシート]を選択し、表示させたいセルを指定して[OK]

後先考えずに表を作ってしまった場合にとても役立つので、むしろ Excelが苦手な人にこそ覚えて欲しい機能である。